動きたいのに動けない、今まで簡単にやってきたことができない。ダルい、体の筋肉も、表情筋すらも動かない。声も出ない。誰かに分かってほしい、と話そうとしても余計しんどいだけ。
これは経験した者にしか分かりません。第一、辛い時には言葉も出ません。口から「説明文」が出るのはかなり元気になってからです。
2001年1月、肩と背中に異様な痛みが走り動けなくなった私は、それがうつ病だと自覚するまで3か月程かかりました。
それからレイキに出会うまでの数年間は、行き当たりばったりに様々なことを試していました。
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あなたは必ずラクな状態になります。少しずつ、少しずつですよ。まさに「薄紙を剥がすように」です。
○月○日に△△が出来るようになったから病気から元気に移行しました、というはっきりした線引きはありません。もどかしいですね。血圧や血糖値のように「うつ度」が数字で測れたらどんなにいいか、と思いました。
焦らず、無理せず、ゆっくり…が基本です。
近道だと思ってしたことが結局は遠回り、そんなことを嫌というほど体験したので分かります。遠回りに見える方法が一番の近道だったことが。
人間は愚かです。簡単に苦しみから解放されると、簡単に元の悪い癖が戻ってきてしまいます。 「もうどうしようもない」と諦め、「もうどうにでもなれ」と腹をくくるまでしっかり苦しみ、そして次にしっかり休んで下さい。
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他の人は「ちゃんと」働いている、○○さんちの息子さんは「いい」学校に行っている、お隣の奥さんは「いつもきちんと」掃除している…それに比べて…と自分を責めていませんか。
私は何も悪くないのに、あの時、あの人が、ああ言ったから…だからこうなったんだ…と怒りを溜め込んでいませんか。
原因や責任を自分以外に求めると、怒りや苦しみからは解放されません。
本当の自分が何を求めているのか…うつ病が人生を強制的にストップしてくれた時にレイキに出会い、私は自分の感覚に焦点を当てることができるようになりました。
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色々勉強して自分の考えを変えるのもひとつの方法ではありますが、「考えを変えるために考える」と、「最後の最後にイマイチ越えられない」「頭では理解しているんだけど、そこ、そこがどうにもならない!!」そんなもどかしさを感じることがあります。
思考は人間の浅知恵による後付けなので嘘をつきます。
大宇宙の大いなる叡智と、それに共鳴する自分の内なる感覚は、決して嘘をつきません。
その大切な感覚にフタをするから息苦しくなるのです。
何も考えず、ただ自分に手を当て続けると、「他人との比較、古い価値観への囚われ、感情のブロック」などのお荷物が少しずつ軽くなっていきます。
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安心感、リラックス、深い眠りをしばらく体験して初めて、理屈だけでは得られなかった「自己受容」が始まるのです。
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自分への自信を取り戻すと、外からの刺激に影響を受けなくなります。
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レイキ以外の色々な学習やセラピーを試すのは、それからにしましょう。あなたにピッタリのものがきっと見つかりますよ。
医療の専門家から適切なアドバイスを受け、レイキで自己治癒力を取り戻し、さらに自分を輝かせる選択肢を広げる…これらは決して矛盾しません。
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発病前のあなたに戻るのではなく、発病前とは違うあなたになるのです。そして、これこそが「本当の自分に立ち返る」作業なのです。
一日いや一分でもいいから以前のようにバリバリ働きたい、そのためなら何でもする、と思っていましたが、発病前の「いつもイライラしていた女」にはもう二度と戻りたくありません。
だってレイキのお陰で、やっと本当の自分に返ったのだから。
さあ、あなたの手で自分自身を癒してみませんか。そのきっかけを提供できたら、私はとても幸せです。
(ご注意)私がうつになった時より、医療は格段に進んでいます。重篤な方は必ず専門医に相談してください。