思い起こせば小学校4年生。兄が聴いていたNHKのラジオから流れて来る音声に、「ああ、きれいだな~」「このサウンド楽しそう」「私も真似した~い」と感じたこと、これが私の英語との出会いです。
内容を理解していなくても、ひたすら音を真似するのが面白い。両親が長男坊の将来に期待して買った、中学英語の教材である「オープンリール」のテープを、ガチャンガチャンと動かしながら、完コピできるまで何度も繰り返していました。
中学生になり本格的に聴き始めた基礎英語の講師が、発音記号を丁寧に教えてくれました。これは本当にラッキーでした。テープがなくても発音記号を調べれば発音できるのです。授業の前に辞書で発音練習をするのが趣味でした。(今はスマホ画面をクリックするだけで美しい発音を聞けるなんて、夢のようですね)
そもそも自分の興味が沸いたことしか一生懸命になれない性格。英語以外の科目は無関心、英語ですら学校の教科書がイマイチ面白くない。高校受験は失敗。高校時代は勉強しない。大学もかろうじで英語だけで滑り込み、入学後は遊びほうける…という消極的なグレ状態でした。
その後、就職・結婚・出産・子育て・病気で、やめたり再開したりを繰返しつつ、基礎英語、英会話、ビジネス英語と徐々にステップアップし、薄~く長~く続いてきました。やはり一流の声優たちの流れるような話し方と、講師の興味深い話に魅了されたのでしょう。
「NHKのラジオだけで英語を学び続けた人に初めて会った」とか、「そんなにシャドーイングするんですか」とか言われて初めて気づきましたが、私はかなりの「耳人間」。耳で聞かないと興味がわかないし、繰り返し聞かないと覚えられないようです。
うつ病が徐々に寛解していく頃に、録音を何度も聞いて、全部ノートに書き留めるという暴挙を続けたことも。実践ビジネス英語は1レッスンにつき2時間くらいかかったのですが、仕事ができないので時間がありました。おかげさまで更に耳が鍛えられたと思います。(仕事ができなくなった脳でも、好きなことはできるんです。これも大発見)
自分の特性であるという自覚もないまま、ひたすら「聞く」だけを続けてきた自分を褒めてあげたい(よくやった)
そもそも、英語の音を「きれいだ」「楽しそう」と感じたからここまで来たのです。「私もこんなふうにきれいに楽しく喋りたい」は「私もこの歌手と同じように歌いたい」と願いながら、毎日ひとりカラオケに通うおばちゃんと同じです。
海外で暮らすこともなく、ガイジン男性とお付き合いすることもなく、カラオケ同様の趣味だった英語が、ひょんなことからレイキとマッチングして、人と人をつなぐお手伝いをするようになりました。
何よりも、自分自身が沢山の人と出会えたことに感謝しています。
「英語とレイキ」私の好きなものふたつ。
「英語でレイキ」これが私にできること。
好きだから楽しい、楽しいから続けられる。これからも、ずっと続けていこうって思います。
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