心と体が強制終了中の方に遠隔ヒーリングをしました。
経験した者にしか分からない話を分かち合い、感情を少し口に出してもらいました。話を聞いて寄り添います。何も導かず、何も試みないようにしています。どうするのか、どうしたいのかは、無意識にせよ意識的にせよ、本人が決めることだからです。
夜寝る前にレイキを送りながら、私の手は自然とその人の胸の上で止まりました。(ぬいぐるみを使うので、正確にはぬいぐるみの胸の上ですが)
寂しさと不安で、ハートにぽっかり穴が空いています。
「私はひとり。寂しい。何もできない……どうしよう、どうしよう。」
それは私のハートでした。あの時の寂しさがよみがえって、涙があとからあとから流れてきました。
もう20年近く前のことなのに、私のハートの深い部分にまだ残っていたんだねぇ。色々な出来事は殆ど忘れたのに(憎かった相手の名前すら忘れたし、怒り狂った私の武勇伝も大笑いしながら話せるようになりました)まだエネルギーが残っていたのです。人間って驚きだね。
あっつい涙で両方の頬を静かに静かに洗い流しながら、ずっと奥底にしまっていた感情を感じます。
「あなたは酷い人」と相手を責めずに、「それは間違っているわよ」と理論武装もせずに、純粋に自分自身の胸の中と向き合う時間。過去でも未来でもない今の自分が、少しゆるんで少し癒されていきました。
そのエネルギーが完全には消えたかどうかは分かりません。全部手放すか、それとももうちょっと大事にとっておくかは、私の潜在意識が決めるのでしょうね、たぶん。「手放さなくてはならない」と思い込むと、それに縛られてしまうので、なるようになるさとお任せします。
何も操作しないレイキ・ヒーリングは、ヒーラー自身の気づきと癒しを促します。レイキって凄いわぁ、と思った夜でした。
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